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唇にプツプツとした水ぶくれができてしまう口唇ヘルペスですが、放置しているとどんどん水ぶくれが広がって大変なことになってしまいます。
唇以外にも様々な場所に感染してしまう可能性があり、目などに感染すれば視力低下など恐ろしい症状が現れてしまう危険もあります。
もし唇に怪しい水ぶくれが出来てしまった場合は、少しでも早く治療を始めることがポイントです。
口唇ヘルペスは比較的ポピュラーな病気なので、一般的なドラッグストアや薬局などでも治療薬が市販されており、手軽に治療することができます。
悪化させることなく完治を目指すためにも、口唇ヘルペスに適した治療薬やその効果などを知り、予防法や治し方なども併せて覚えておくようにしましょう。

ヘルペスウイルが目に感染してしまうこともある

目に感染したヘルペス 口唇ヘルペスが発症するのは、ヘルペスウィルスに感染してしまうことが直接の原因です。
しかしヘルペスウィルスは決して珍しいものではなく、私たちの多くが知らないうちに感染して体内に保有しているごくありふれた存在です。
体調不良を起こしたり睡眠不足の状態が続いたりして免疫力が低下すると、それまで大人しくしていたヘルペスウィルスが力を増し、体内で暴れ始めてしまうようになります。
その結果、唇に水ぶくれができて口唇ヘルペスを発症してしまいます。

ヘルペスはヘルペスウィルスを持っていれば誰でも発症する可能性があり、しかも発症する場所は唇に限ったことではありません。
恐ろしいことに、目の角膜にまで感染してしまうケースもあるので注意が必要です。
目に感染した場合は角膜ヘルペスと呼ばれ、口唇ヘルペスと同じように体力が十分にあるうちは症状もほとんど現れません。
ストレスが溜まってしまったり、季節の変わり目で体調不良を起こしてしまった場合などに発症する可能性が高く、症状を抑えたいならストレスを溜めず健康的な生活を送るしかないでしょう。

目にヘルペスが感染した場合の症状と対処法

もし目に感染して発症してしまった場合、目の痛みや充血といった違和感の他、視界がはっきりしなかったり視力が低下してしまうなど様々な症状が現れてしまいます。
仮に両目に感染していても、発症は必ずしも同時に起きるわけではありません。
基本的には片方の目にだけ症状が現れ、一度症状が治まっても時期を置いて再発を繰り返してしまうようになります。

目に発症してしまった場合、口唇ヘルペスで使用されるアシクロビル軟膏やアラセナA軟膏などの市販薬は使用できません。
角膜にヘルペスウィルスが感染しているため、治し方としては角膜に薬効を届けられる点眼薬や眼軟膏が必要になります。
口唇ヘルペスの場合は治療薬が市販されていますが、角膜ヘルペスの場合は視力が低下している可能性もあるため、かならず眼科を受診して専門医に診察してもらうようにしましょう。

角膜ヘルペスは、片方の目に症状が現れたからと言って必ずしももう片方の目に感染してしまうわけではありません。
もちろん可能性はゼロではありませんが、余程濃厚な接触をしないと感染はしないので、あまり発症している方の目に触れないようにしておけば大きな心配は無いでしょう。
他の人に感染させてしまうケースも稀なので、外出を控えるまではしなくても構いません。
ただ、顔を拭いたタオルなどを他人と共用すれば、それを介してウィルスが感染してしまう可能性もあるため、注意しておくことが大切です。

そもそも目から目へウィルスが感染するのは難しく、目に感染する場合はほとんどが口唇ヘルペスから移ったことになります。
口唇ヘルペスはウィルスの量も多いですし、水ぶくれがすぐに破れやすいうえに手で直接触れやすいため、簡単にウィルスがあちこちに付着してしまいます。
その手で目を掻くなどすれば角膜へ感染してしまうので、口唇ヘルペスが出来ている場合は患部に触れないようくれぐれも注意が必要です。

市販薬で対処できない場合はバルトレックスと呼ばれるヘルペスに効く治療薬を服用する必要があります。
病院などの医療機関で処方して貰うことも可能ですが、通販でバルトレックスを購入することも可能です。
ヘルペスは再発しやすいのが特徴なので早期対策が必要になります。
治療薬を通販で購入してみても良いでしょう。

口唇ヘルペスの場合、アルギニンが多く含まれるナッツ類は控える

唇に水ぶくれができてしまうと、ピリピリとした違和感があるだけでなく他の場所へ感染させないように気を使った生活をしなければならず、ストレスもかなり溜まってしまいます。
症状が現れなくてもウィルス自体は持っている人が多いため、少しでも体調不良などを起こせばすぐに面倒な症状に悩まされるようになってしまいます。
残念ながらヘルペスウィルスは一度感染してしまえば完全に根絶させるのは不可能で、治ったように見えてもウィルスは消えたわけではありません。

このため、できるだけ体調不良などを起こさず免疫力を高く保って予防することが重要になるのですが、それと同時にヘルペスウィルスの活動を活性化させてしまう成分にも注意が必要です。
特に口唇ヘルペスの発症と深い関係があるとされているのがアルギニンという成分で、ナッツ類に特に多く含まれています。

アルギニンそのものが身体にとって良くない成分というわけではなく、むしろ疲れを回復させてくれたり成長ホルモンを多く分泌するなどメリットの多い成分です。
成長ホルモンが減少してしまえば疲れやすい体になってしまうだけでなく、筋肉や肌など身体を健康に維持するために欠かせない組織の成長が滞ってしまいます。
アルギニンには血行を促進させる作用があるため、体内の血液の循環を良くして新陳代謝を活性化させたり、免疫力を高めて外部から体内に侵入した雑菌やウィルスを撃退するなど様々な効果を得ることができます。

このような効果だけを見ると口唇ヘルペスの対策としても適しているように思えますが、一方でアルギニンを過剰に摂取してしまうとヘルペスウィルスの増殖を促進してしまい、口唇ヘルペスを発症しやすくなるという研究結果も報告されているので注意が必要です。
身体の抵抗力を上げてくれるからと言って食べ続けていると返ってヘルペスになりやすい体質になってしまうこともあるので、できれば過剰に摂取しない方が良いでしょう。

濃度が高ければアルギニンは摂取した方が良い?

しかし一方でアルギニンはかなり高い濃度を摂取すればヘルペスウィルスの活動を抑制できることも分かっており、控えたほうが良いのか積極的に摂取したほうが良いのか線引きが難しいことも事実です。
ただ、どれくらいの量を摂取すると発症しやすくなり、どれくらいなら活動を抑えられるのかといった明確な量は分かっていませんし、私たちが正しくそれを判断することも難しいので、リスクを避けるためにもできるだけアルギニンを多く含むナッツなどは食べない方が良いでしょう。

アルギニンを避けていても症状が現れてしまった場合は、市販されているアシクロビル軟膏などの治療薬を使う治し方が一般的です。
アシクロビル軟膏の他にアラセナA軟膏という商品なども販売されており、それぞれ配合されている成分などに違いがあるので効果も微妙に異なります。
薬剤師に相談しながら、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

そばに多く含まれているリジンを摂ると治る

ナッツ ナッツを食べ過ぎると口唇ヘルペスになりやすくなるのと同じように、食べることでヘルペスの発症を予防したり症状を改善させられる成分も存在しています。
特に効果があるとされているのが、リジンという成分です。
リジンは身体を正常かつ健康に維持するために欠かせないアミノ酸の一種であり、免疫力の向上に非常に高い効果を発揮することができます。

口唇ヘルペスは免疫力が低下してウィルスの活動を抑えられなくなるのが一番の原因なので、発症や症状を抑えるには免疫力を高めることが欠かせません。
リジンはそばなどに豊富に含まれているので、意識して食べるようにしましょう。
納豆にもリジンが多いと言われていますが、リジンだけでなくヘルペスの発症を促すとされるアルギニンまで豊富に含まれているので、あまり多くは食べない方が無難です。

口唇ヘルペスが出来やすい体質の人は、予防目的でリジンが配合されたサプリメントを利用するのも一つの方法です。
国内ではリジンのみのサプリメントはあまり見かけませんが、海外では人気の高い成分なので数多くの商品が販売されています。
個人輸入で取り寄せたり、インターネットショップなどから購入すると良いでしょう。

ヘルペス発症を抑えるなら、最も大事なのは免疫力の低下防止

このようにリジンを積極的に摂取する治し方も効果的なのですが、最も大切なのは普段から身体に備わっている本来の免疫力を低下させないことです。
体調不良は仕方のないこともありますが、それ以外で自分で調整できることは意識的に実践していきましょう。
例えば、強い紫外線を長時間浴び続ければ皮膚に重いダメージが加わってしまい、バリア機能が低下することで口唇ヘルペスが発症しやすくなります。
また、夜更かしばかりして睡眠不足に陥ってしまえば、自律神経が乱れて血行が悪化したり身体が十分に休息できなくなり、免疫力が低下してしまいます。
外食やお菓子ばかり食べているなど栄養バランスが偏れば、身体を正常に働かせるための栄養素が足りずに免疫力を維持することができません。

このようにちょっとした生活の乱れで免疫力が下がり、口唇ヘルペスが現れてしまう危険性は高まるので、規則正しい生活を送ることも非常に重要です。
紫外線はできるだけ避けて毎日バランスの良い食事をしっかり食べ、早めの就寝を心がけるだけで身体は驚くほど健康になっていきます。
これに加えて、免疫力を高める作用のあるリジンやビタミン類など他の栄養素を積極的に摂るようにしていけば、ヘルペスの予防や治し方としては完璧です。

もちろん、ストレスなど自分の努力だけでは解消できない原因で免疫力が低下してしまうこともあるので、口唇ヘルペスの発症を完全に予防できるわけではありません。
ストレスが溜まって発症してしまった場合は上記のことを心がけつつ、市販薬を活用して悪化する前に治すようにしましょう。
市販薬ではなかなか良くならなかったり、痛みや感染の広がり具合が酷い場合は皮膚科などを受診して処方薬を貰ったほうが安心です。

ヘルペスが重症化すると傷跡になってしまう

口唇ヘルペスは一度治ったように見えても、神経の奥にウィルスが潜み続けているためいつ再発してもおかしくありません。
しかも再発する場合は同じ場所に水ぶくれが出来やすく、皮膚や組織に大きなダメージが繰り返しかかってしまいます。
軽症のうちに治してしまえば良いのですが、重症化してしまうと患部の皮膚が完全には再生できず、赤みや色素沈着が残る傷跡になってしまうこともあります。
一度傷跡になってしまうと元通りに綺麗にするのは非常に難しいので、できるだけ傷跡にならないよう早めに治療することが大切です。

ヘルペスの治療薬について

現在ではドラッグストアで口唇ヘルペスの治療薬が販売されているので、薬剤師に相談の上で購入することができます。
時間が無くて病院へ行けない人でも少しでも早く治療を開始することができるので、口唇ヘルペスを発症しやすい人にとっては非常に頼りになる存在です。
ポピュラーな治療薬としては、アシクロビル軟膏やアラセナA軟膏などが挙げられます。
この2つは配合されている主成分に違いがあり、アシクロビル軟膏は名前の通りアシクロビルが、アラセナA軟膏はビダラビンという成分が主成分となっています。

どちらの治療薬も効果は同じなのですが、アシクロビル軟膏はヘルペスにのみ効果があるのに対し、アラセナA軟膏はヘルペスと帯状疱疹ウィルスにも有用です。
いずれの有効成分も、塗布することでウィルスの活動を弱め、感染や症状の拡大を防ぐ抗ウィルス薬としての効果を持っています。
水ぶくれになった後ではウィルスの力が強すぎるのであまり効果が無いこともありますが、水ぶくれが大きくなる前のヒリヒリした状態の時に使用すれば、そのまま悪化させずに治してしまうこともできます。

口唇ヘルペスの薬は手軽に手に入るので早めの対処を

どちらもドラッグストアで購入できる市販薬ではありますが、配合されている有効成分は病院で処方されるものと全く同じです。
市販薬だから効果が低いということはなく、正しく使用すれば的確にヘルペスウィルスの活動抑える効果が得られるので、安心して使用しましょう。

口唇ヘルペスの傷跡が残ってしまうのは、水ぶくれが広がったり破れたりして悪化した場合に多いので、大きな水ぶくれになる前にアシクロビル軟膏などで治してしまえば傷跡になる心配もありません。
逆に言えば、水ぶくれが破れた後ではいくら治療薬を塗っても傷跡が残ってしまう可能性があるので、唇の違和感に気付いたらできるだけ早く使い始めることが重要です。

ドラッグストアなどで治療薬を購入できるのは、最低でも一度は病院を受診し、医師に間違いなく口唇ヘルペスだと診断された経験のある人に限られます。
これは、口唇ヘルペスだと自己判断して治療薬を使用したものの、万が一別の病気だと効果が無いだけでなく症状を悪化させてしまう危険性もあるためです。
自分の身体のためにも、初めて症状が現れた場合は自己判断せず病院へ行くようにしましょう。